マイホームブルーとは?後悔しないための対策法
マイホームの購入というのは、理想的な自宅に住めるという喜びと大きな事をしたという達成感を感じる人もいますが、逆にこれから背負わなければいけない苦労を考えてやめておけばよかったと後悔してしまう人もいます。マイホームブルーとは、マイホームを購入するとき、あるいは購入を検討しているときに、そのようにひどい後悔にさいなまれる状態のことで、一度そうなってしまうと毎日が苛立ちや不安で気持ちが支配されて精神が安定しません。
マイホームブルーで心が苦しくなると、周囲の家族に八つ当たりしてしまうこともあり、そのことで深刻な溝ができれば修復できずに離婚となってしまうので、マイホームを購入する話は立ち消えになります。マイホームブルーが原因で離婚なんてしたくないならば、なんとかして元気な状態に戻すべきですが、そのためにも特定するべきは、マイホームの購入することがどうして後悔をもたらすのかという理由です。
よくあるマイホームブルーになる理由は、資金面のことであれば何十年も返済をしていくことができるのかという不安ですが、数千万円もの大金ですからそう思うのはそれほどおかしなことではありません。ただ、住宅ローンを借りるときには、これからどうやって返済をしていくのかをシミュレーションしているはずなので、ほとんどの人はよほどのことがない限りは返済計画は実行できるという確信を持てます。もし、資金面での不安が拭いきれないようであれば、専門家を交えて家族全員で返済のシミュレーションをやりなおしてもらうことで、返済はそんなに無理なことではないと納得してもらいましょう。
あと、マイホームブルーになる理由として立地の問題があり、今まで住んでいた環境が一変したことで人間関係をゼロから築かなければいけないとか、通勤時間が長くなって自宅に帰るのが大変になったといったことが引き金になります。立地の問題は、人間関係のことであれば新たな友人をつくることで改善できますし、通勤時間はその時間を有効活用する手段を見つけることで苦痛を減らせるので、工夫次第でなんとかできることもあります。とはいっても、動物や虫が嫌いな家族に田舎の暮らしをさせるとか、周辺住民と反りが合わずに孤立してしまったと言ったことが原因なら容易に解決できないことなので、そういうときは購入をやめたり売却してしまうのも選択肢の一つです。
マイホームブルーというのは、購入前によく家族でよく話し合うこと、そして購入後には不満ばかりに目を向けるのではなく満足できることにも目を向けることで克服できます。考え方を切り替えるというのは、なかなか簡単にはいかないことかもしれませんが、特に他人から自分がどう見られているのか気になる人ほどネガティブな思考に陥りやすいので、自分のペースで過ごせる環境や時間をつくることが対策としては有効です。

